No.630「おしゃれ大根」「寒いって!?」「今年の抱負」「びっくり白菜」

2022.01.22.No.630

「 おしゃれ大根 」

なな.

 大根がおしゃれに変身しました。とっても美味しいので紹介したくなりました。 

  ほかのお店に一緒に行ってとても美味しいソースを食べたので、あれを作ってほしいとぶっち君にお願いし、よりおいしいソースを作ってもらいました。このソースをまとった大根がびっくりするほど美味しくなりました。

  大根は多めの塩を入れたお湯で茹でました。ソースの材料はカブの葉、ルッコラ、ニンニク、カシューナッツ、酒かすで作った調味料、オリーブオイル、ワインビネガーです。ゆでて絞ったり、カリカリにいためたり、香ばしく炒ったりして、それぞれの美味しさを際立たせてから、すべてをブレンダーで撹拌します。 

  大根だけでなく様々な野菜に合わせて食べたい絶品ソースができました。 


「 寒いって!? 」       

高 志

 二十四節気で大寒を迎え、いよいよ寒さが厳しくなってきた。太平洋高気圧に覆われている関東平野では、日中の陽射しが温かくても、陽射しが隠れたり、朝晩には0℃近くまで気温が下がって一気に寒さを感じるようになる。 

 不思議なもので、これが常時0℃以下の水の里では、たとえ0℃であっても暖かいと感じる。お水採りをしている時でも、水しぶきが防寒服に付いて凍っているのに、『今日は暖かいな!?』なんて思ったりもする。

 岩盤の下から湧き出る水は、1年を通して9℃くらいなので、真冬のこの時期は水の方が温かく感じると言うようなことを、以前にこのラ・ラビアータの紙面で書いたのだが、今回のお水採りでは決して温かいと感じることはなく、冷たくないと言った表現がこれに当てはまると感じた。

 そんな寒さだから、ひとたび日本海側からの低気圧が流れ込むと、一気に大雪になってしまう。どんなに雪かきをしたところで、瞬く間に白一色の世界に逆戻りだ。ましてや、前回のお水採りから10日ほどのインターバルが空いてしまっては、前回の雪かきなど全く意味をなさない。

 今回のお水採りにおいて、往路は運よく道路には雪が無かったので、ノーマルタイヤでも走破出来たのだが、案の定、駐車スペースや作業スペースには壁のように雪が積もっていた。午後2時半ころに現地に到着し、すぐさま除雪作業に取り掛かったのだが、前回同様3時間余りを要して、ようやくスペースを確保するに至った。

 除雪作業も終わりに差し掛かったころ、仕事から帰宅した村人が話しかけてきた。『今年は雪がひどいな!この間なんか、一晩で70㎝も積もって大騒ぎだったぞ!!』『今年に入って、もう5回も屋根の雪下ろしをやったぞ!?』と続けざまに捲し立てられた。

 そう、水の里の家々は、屋根に傾斜をつけて自然に雪が落ちるように作ってあるが、倉庫の屋根はそこまで傾斜がきつくないので雪が落ちずに積もってしまうものが多い。尚且つ、家に比べて倉庫の柱は弱いため、ある程度雪が積もると潰れてしまうのだ。

 僕が水の里に通いだした頃は、寝床にしている森のバスの前に倉庫があった。隣家のじいちゃんが作業用に使っていた倉庫だったのだが、じいちゃんの身体が不自由になり、施設に入ってからは倉庫の手入れをする者がいなくなり、ある冬の日ついに雪の重さに潰れてしまった。

 しばらくして、倉庫は跡形もなく解体されたのだが、その倉庫が無くなったのを機に、その場所が道路の除雪した雪の捨て場になった。まだ前回までは、その場所に雪が捨てられることは無かったのだが、さすがにこれだけ雪が降り続くと、他に捨てていた場所がいっぱいになってしまったようで、今回は倉庫だった場所に雪の山が築き上げられていた。

 先程の村人が帰り際に『茅ヶ崎にも降ってくれないと、不公平だよな!!』と笑っていたが、首都圏に5㎝以上の積雪があった日には、それこそ笑い話にもならないほど大騒ぎだ。

 お水採りの作業中、ひと時も雪が止むことは無かったのだが、水の里を後にする日はきれいな青空が広がり、まぶしい陽射しが白一色の水の里を照らし出していた。出発準備を大方終えると、しばらくの間全身に輝く陽射しを浴びていた。真っ青な空と太陽の光だけで充分であった。

 滞在中に路面を覆い尽くしていた雪は、朝からの除雪作業と陽射しのおかげで半分以上は融けてくれていた。暖かいなと思いながら気温計を見ると0℃だった。

 帰る途中、温泉施設に立ち寄り、身も心も温まったのだが、自宅が近づくほどに寒さを感じ、危うく湯冷めしそうになってしまった。けれども、気温計は3℃である。どう考えても水の里の0℃よりも寒い。体感なんてものは、こんなものかもしれない。測定する物と自分の感じ方とは、かくも違うものなんだよな、とつくづく思い知らされる。

 大切なものは、もちろん・・・。 


「 今年の抱負 」          

真奈美

人の悪口は言いません。 

 今年は、抱負というもの持ってみよう。

 悪口をずっと言わないとする。どうなるやろか。飲んだ時に、洪水みたいに溢れ出るかな。 私は大阪のオバちゃんで、つい話に余計な突っ込みを入れたくなる。 

若いころ、「君の笑いはブラックだね」と初デートした相手から言われたこともある。 照れ臭さと悪しきサービス精神が災いしたのだ。それっきりだった。 松井秀喜なんて、中学2年から悪口を言ったことないそうだ。きっと藤井聰太もその口だろうな。 

ところで、抱負のちゃんとした意味を知らないので、検索してみると、

 「抱負は計画で、目標はゴール」だって。そうか、今年の抱負とは言っても、一生の抱負とは言わないもんな。

 じゃ、抱負がもたらしてくれる目標は、なんだろう。どんないいことがあるかな。 びくびくしないですむ。悪口を言うと、どこか後ろめたいところがあるから、その相手と出会って相手の態度とかが、そっけなかったりしたら、「ひょっとして、聞こえてるんちゃう」とか余計な気を揉む。でも、目標じゃないや。強いて言えば、これは心の平穏。

 自分のことを、いい人に思える。これが大きいかな。 

いい人に思えたら、好きになる。自分との蜜月、ちょっと気持ち悪いけど、過ごしてみたいな。 自分を好きになったら、人も好きになれる。

好きな人だらけになったら、幸せだろうな。 1月20日、まだ自覚した悪口は言っておりません。


びっくり白菜

 新聞を巻いたまま、少し長めに棚に置きっぱなしになっていた白菜。 白菜ってことがわかるようにお尻のところだけ新聞を少しめくっておいた。 気付くとこんなことに! お尻から芽を出してしまった。回れ右して出てくるって!! すごいと思いませんか?白菜の切り口から葉っぱが出てきたのなぜか? 切り口の細胞が光を感じているってことですよね。生きているんですね~。

ラ・ラビアータたより

都会の子供に美味しい山の湧水を飲ませたい。1995年、友人の言葉をきっかけに、会員制で南会津の湧水を宅配し始めてから月2回のペースで発行を続けているLettela L'Arrabbiata/ラ・ラビアータたより。オーガニック七菜の日々がつづられている。水の里、キャンプ、イベント、出産/子育て、開店、ケータリング、料理…過去から現在まで、七菜の歴史である

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