No.623「今年もこんな季節です」「サバは不釣なれど」「お節のお知らせ」

2021.10.16.No.623

「 今年もこんな季節です 」

なな.

 あれよあれよという間に10月も中旬。まごまごしていられません。 と、いうことでお知らせです。今年も「オーガニックべジおせち」お作りします!! 先日もお伝えしたように、世の中ビーガンブーム。この流れで、たくさん注文が来ちゃったりして~?と心配をしていましたが、なんと、オーガニック七菜さんに今月後半から若い男性が「野菜料理を学びたい」とやってくることになりました。中華やイタリアンで修行をしてきたというから、こちらが教えていただきたい!とにかく心強い助っ人登場で思い切り注文を受けてしまいましょう(笑) 助っ人の紹介は改めてすることにして、まずはお節の予約受付開始のお知らせです。

 11月20日までのご予約で 
税込み価格から10%割引させていただきます。    


「 サバは不釣なれど 」       

高 志

 水の里でお水採りをしている際、突然村内放送が山あいに響き渡った。また、クマでも現れたかな!?と耳を傾けると、『福島県内で浸水被害をもたらした台風から今日で2年が経ちました・・・。』と聞こえてきた。  

 その後に見直された警戒レベルの発表方法のため、少しまとまった雨が降り大雨警報や注意報が出される時には、過去の出来事も合せて知らせるようになったらしい。否が応にも、あの時のことが思い出される。 

 近年、過去に例を見ないようなコースで台風が通り過ぎるようになった。それどころか、日本近海の太平洋上で発生し、そのまま発達しながら直撃するのだから被害も尋常ではない。 

 それには海水温の高さが多分に関係しているらしい。随分前から湘南界隈で釣れる魚の様子が変わって来ていたことには、気がついていた。 

 この間、長男の伸とこの時期釣れるサバについて話す機会があったのだが、伸が小学生の頃だったから、もう10年前くらいになるだろうか。まるで魚屋さんのように発泡スチロールのケースに溢れるほどサバやソーダガツオを釣り上げたことがあった。 

 それからというもの、この時期になると釣果情報をチェックしながら釣りに行くのだが、あの時のような釣果に巡り合うことはなくなってしまった。それどころか、ここ2,3年ではほとんど釣果が上がらなくなって来ている有り様だ。 

 10月になっても、真夏日を記録しているようでは、それも当然と言えるか。それが、である。1日で最高気温が一気に10℃以上も下がることになるなんて。更には、関東北部以北では、平地でも雪になりそうな予報が出ている。 

 水の里においては、何も10月に初雪が降ることは珍しいことではないのだが、ここまで寒暖差が激しいのは記憶にない。春とは反対で、秋であるこの時期ではひと雨ごとに寒くなるようだが、果たしてこのまま気温は下がるのだろうか。 

 今回も、キノコ狩りに山へ入ろうかと思っていたのだが、降りしきる雨と寒さのために断念することにした。更には、水の里に到着するまでうっかりしていたのだが、いつまでも暑い日が続いていたとはいえ、日はすっかり短くなっていた。 

 四方を山で囲まれている水の里は、ただでさえ日が沈むのが早い。と、なると、すなわち作業時間も短くなってしまい、夏場と同じようなペース配分では予定本数を汲むことができなくなってしまう。前回マイタケ採りに現を抜かしていたときも、結局水の里を出発して帰路につけたのは夕方薄暗くなりはじめた頃だった。 

 9月の頭には、水の里の山々も色づき始めたはずだったが、富士山の初冠雪と同じようにその後の気温上昇で一向に紅葉が進まなくなってしまった。ただ単に進み具合が遅くなっているだけなら良いのだが、気温の乱高下が木々の葉の色づきに何らかの影響を与えてもおかしくない。 

 まだがむしゃらに山を駆け回っていたころ、カエデの葉が半分だけ赤く染まって落ちているのを見つけた時のことを思い出す。あのカエデの葉が、気温の乱高下のせいであのようになったのかは、専門家でもないのでわかりはしないのだが、果たして・・・。 

 奥日光辺りでは紅葉が始まり、多くの観光客が足を運んでいるようなので、帰りながら確認しに行こうかと思っていたのだが、先述の通り作業時間が短くなってしまい、結局今回も日が暮れ始めるころに山を出発することになってしまった。 

 紅葉の確認は次回以降になってしまったのだが、サバの釣果が上がらなくなってしまったように、色づきが悪くなってしまうようなことがないことを祈るばかりである。


ラ・ラビアータたより

都会の子供に美味しい山の湧水を飲ませたい。1995年、友人の言葉をきっかけに、会員制で南会津の湧水を宅配し始めてから月2回のペースで発行を続けているLettela L'Arrabbiata/ラ・ラビアータたより。オーガニック七菜の日々がつづられている。水の里、キャンプ、イベント、出産/子育て、開店、ケータリング、料理…過去から現在まで、七菜の歴史である

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