No.591「紫蘇の生命力恐るべし!」「+1 希望」「点をつなぐ」「赤紫蘇ジュースレシピ」」

2020.07.25.No.591

「 紫蘇の生命力恐るべし! 」

なな.

紫蘇を使おうと思い袋から取り出してびっくり!!

根っこが生えてきているではありませんか!?

葉っぱ1枚だけになっても根を生やし生きようとする生命力に驚きました。

すごいですよね。 その生命力を分けてもらいましょうよ。どんどん紫蘇を食べようと思います。

青紫蘇はどんどん刻んで何にでものせて食べるとしましょう。

赤紫蘇も8月末くらいまで取れるので、梅酢に漬け込んだり、赤紫蘇ジュースにしたりしていただきましょうか。 


「 +1 希望 」

高 志

 ふっと、思ってしまう。新型コロナウィルス問題がなかったら、今頃どうなっていたのだろうかと。”たら、れば”は禁物だということは理解しているつもりだが、それでも世界中から人々が集まり、熱狂の渦に巻き込まれていただろう光景を思うと、ただただ虚しさが込み上げてくる。

 一部プロスポーツで観客の入場制限緩和が始まっているが、もちろん熱狂には程遠い。新しい生活様式と称してインターネットを活用したリモート体験が様々な分野に広がっているが、そうした動きが広がれば広がるほど、熱狂が恋しくなるばかりである。

 CDの販売減少が深刻さを増し、音楽業界の存続が危ぶまれる中、ライブ活動における動員数は増加の一途をたどり、ライブの臨場感が改めて認知されるようになっていた。その流れはスポーツ業界にも伝播し、多くの人々が臨場感を求めるようになった。

 だが、臨場感は奪われてしまった。臨場感はその場に居合わせるだけで生まれるものではない。ある程度の密集がなければ熱は上がらないのだ。

 そうした熱が上がらないようにと、NO3密なる行動規範が浸透したはずだったが、検査数の増加を上回るレベルで感染者数が日々過去最高を更新している。そんな状況を受けて、8/1から更なる制限緩和が予定されていた観客入場が、現状維持を余儀なくされることとなった。

 我が国よりも深刻な感染状況にある国の大統領は、『近いうちに突然コロナは消える、最後に正しいのは私だ』とコメントを発表したが、それを機にワクチンの買い取り契約が発表され、早ければ年明けには、全国民分のワクチンを手にする計画だという。

 いわゆる先進国各国は具体的にワクチン購入契約へと動いているが、そこでも我が国は出遅れた感は否めない。それでもどうにか購入計画が進んでいるようだが、それとは別に国内でもワクチン開発にかなりの手ごたえを得ているようで、ワクチン開発の最高責任者が論文発表前なので詳細は言えないが、海外で開発されているワクチンよりも安全で有効なものができそうだと、ラジオの生番組で話していた。

 ただ、通常なら3年ほどかかるワクチン開発が、1年そこそこでゴーサインを出しても良いのかという問題に対しては口を濁していた。そうした拙速なワクチンなど怖くて摂取できないという声が上がるのも理解できる。東京オリンピックという問題が無ければ、間違いなく1年そこそこではゴーサインは出されないだろう。

 7/23、東京オリンピック2020+1と改名され、スカイツリーを始め複数のオリンピック会場がオリンピック色にライトアップされた。新国立競技場では、残念ながら自身は白血病のために東京オリンピックを断念せざるを得ない競泳の池江璃花子さんが、全世界に向けてメッセージを送った。こんな世界状況下では、オリンピックなど到底開催できないだろうということは重々承知の上で、それでも1年後に開催されたらどんなに素晴らしい光景が広がっているだろうかと、彼女の口から”希望”という言葉で語られた姿に目が離せなかった。

 何かと重苦しい日常なだけに、これだけ苦しんだ年だからこそ、来年はその反動で思いっきり素晴らしい1年になるように、せめて希望くらいは持っていたいものだ。  日本を代表するバンドの1曲に『違う僕らが見ていたいのは希望に満ちた光だ』という歌詞がある。思考は現実化するなら、思いが引き寄せるなら、無理だと諦めることよりも、限りなく実現困難でも、希望を胸に描いていたい。

 未来の希望であり、次代を担う子供たちに、こんな時代でも捨てたもんじゃないよと言ってあげるには、まずは大人が希望を持たなきゃならないのだから。

 『+1 希望』同じキャッチフレーズなら前向きな方が良いはずだ。


「 点をつなぐ 」

マナ

 この一か月で、またまた自分の状況が変わった。ここ三年あたりで、加速がついているようだ。 この6月12日に雇い止めの通知を受けて、23日に新しい仕事の面接を受けて、その後研修を受けて7月14日から働き始めている。デパ地下のお持ち帰り寿司店だ。

 ハローワークへ行った帰り、就職情報誌を手に取ったら、「30代、40代、50代、活躍中。シニア歓迎」の広告が飛び込んできた。さっそく電話して、雇ってもらった。といってもまだ一週間。 

 三年前の10月から寿司の学校に三か月通い、卒業後、一店目で配膳、二店目で焼き物場、三店目でようやくカウンタ―の端っこで、アボカド巻きやら軍艦巻きを作らせてもらったと思いきや、一年前の今頃、突然左手が痺れて日常生活すらおぼつかなくなって、泣く泣く辞めた。 左手が完全にいつ治るのかもわからなったし、あまり寿司のことは考えたくなかった。

 全然違うことをしよう。ちょうど英語も勉強したかったので、昨年10月にハローワークの職業訓練で三か月の医療通訳コースへ行った。 今年の一月に卒業して、あくる日から病院の受付で働きはじめた。そうしたら、あれよあれよという間にコロナで職場も激変していった。そして、契約更新とならず、今に至った。 三年弱で、二つ学校に通い、五つ職場を変わったことになる。自分でも、笑けてくる。展開が早すぎて。

 スティーブ・ジョブズの”Stay hungry, stay foolish”のフレーズで有名なスタンフォード大学での講演の中の”connecting dots”のくだりを思い起こす。

 「将来を見据えながら点と点をつなぐということなど、皆さんにはできません。できるのは、振り返りながら点と点をつなぐということだけです。ですから、皆さんは、点と点が何らかの形でつながると信じるしかないのです。皆さんは何かを信じるべきです――自分のガッツであれ運命であれ、人生であれカルマであれ何であれ――なぜなら、点と点が将来いつかはつながると信じることで、たとえそれが人並みの人生街道から外れることにつながろうとも、自分の心に従うことに自信が持てるようになるからです。そして、このことがもたらす違いは大きいのです」

  寿司への執着がなくなって、また寿司か。 なんか、おもしろいな、なにがおもしろいかわからないけど、なにが出てくるわからないけど。 根拠のない自信が、私をどこかへ連れて行ってくれる。


 

ラ・ラビアータたより

都会の子供に美味しい山の湧水を飲ませたい。1995年、友人の言葉をきっかけに、会員制で南会津の湧水を宅配し始めてから月2回のペースで発行を続けているLettela L'Arrabbiata/ラ・ラビアータたより。オーガニック七菜の日々がつづられている。水の里、キャンプ、イベント、出産/子育て、開店、ケータリング、料理…過去から現在まで、七菜の歴史である

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