No.581「桜咲き!スマホデビュー!!」「お気を付けください」「『あーっ』と『ありがとうございます』」「アマゾンバーム」「旨酢たれ・のど飴・乾燥野菜」「チョコレート」

2020.03.07.No.581

Photo by とらお

「 桜咲き!スマホデビュー!! 」

なな.

 2月28日は神奈川県公立高校の合格発表でした。お陰様で末娘も希望する高校に通えることとなり、ホッとしたのも束の間に入学準備にバタバタする日々を送っています。本人は終わった~っとのんびりし、うれしそうにしていますが。。。 

 まずはスマホデビューです。我が家は皆高校生になったらということでようやくマイスマホ!ところがこれが時間がかかる。この時期は混んでいたりするのも手伝ってますます時間がかかる。おまけに過去の支払い済みのデータが残っていてそれに引っかかりまたまた時間がかかる。。。3時間以上かかってようやく念願のスマホデビューとなりました。

 実は私はず~っとガラケー。しかも何年使ったか思い出せないほど昔から同じ機種を使い続けています。しかし、それも7月で3G電波が使えなくなるとか何とかで、機種変更をしないと使用不可になるとのこと。2年前くらいからDMがわんさか送られてきていましたがいよいよ期限が目前に迫ったということで、娘と一緒にスマホデビューしました。子ども等からは使いこなせるのか?と心配されていますが・・・ さてどうなりますか?携帯へメールくださっていた方はezwebが使えなくなりました。organicnana77@gmail.com へご連絡ください。 


「 お気を付けください 」

高 志

 3月の声とともに、休工中であった側溝の再整備工事が再開した。平年なら3月の中旬まで雪に埋もれている水の里だから、当初の予定よりも半月ほど早い再開となり、工事作業員である隣村の村人たちの表情も自然と明るくなっていた。

 その中でも何かと声をかけてくれるおっちゃんが、衝撃的な情報を教えてくれた。 水の里の村人たちにとって、雪に埋もれる冬の間は、畑作業も出来ないのでゆっくりと過ごせる期間なのだが、根っからの働き者ゆえ普段なら雪かきに精を出している。

 雪かきの必要がない時は、村の端から端を散歩して体力維持を図っている。冬の期間以外は空が明るくなると畑に出てしまうため、ほとんど顔を合わすことが無いので、この散歩の時が交流を図る良い機会となる。

 とはいえ、何か特別なことを話すわけでもなく、たわいもないことばかりであり、実際隣村のおっちゃんに聞くまで、何人かの水の里の住人と言葉を交わしたのだが、その話を耳にすることがなかったため、より一層驚いた。

 正月の松もとれた1月下旬、十一面観音様が祭ってあるお堂の前の住居2棟が火事で全焼してしまったというのだ。その話を聞くまで、つまり前回のお水採りまで全くそんな気配も無かったのだが、今回やたらとその現場付近の家に様々な人が出入りしているのが気になっていた。

 その全焼してしまった家屋の隣りの家は、森のバスの前の田んぼで稲作をしている村人の家なので、そこのおばちゃんとは村人の中でも特に良く話す間柄なのだが、冬の間は特に田んぼで何をするわけでもないので、春までの間はしばしのお別れとなるので、それもまた話を聞く機会を逸した原因のひとつだろう。

 全焼してしまった1棟は、茅葺きにトタンが張られた構造であったために、より一層激しく燃えたらしい。お堂の周りには高い杉の木が立っているのだが、その高さをしのぐほど炎が上がったということだから、相当な燃えようだ。

 水の里は山に囲まれており、その間を縫うように特に冬には強い風が吹く。ただ火災が起こった時には、奇跡的に風が止んでいたため周りの家に火が移らなかったのが幸いであった。

 色々な人たちが出入りしていることもあって、現場へ向かうのは憚れたので、東北釣堀苑の入り口付近から現場の様子を窺った。

 一見するとわからなかったのだが、良く見ると確かにお堂の前2棟分が真っ黒く更地になっていた。以前は、子供たちを連れて十一面観音様にお参りをしに行くと、必ず吠える犬がいた家なので、汐里はすぐにどこの家かわかったようだ。

 小さな村だけに、今後どの様に対処されていくのだろうか。

 奇しくも、天気予報で乾燥注意報が続いているので、火の元に気を付けるようにと報じていた。何でも、1年のうちこの時期が最も火災件数が多いということだ。

 もう間もなく3/11がやって来る。水も怖いが、火も怖い。そして目に見えないものも・・・。 

水にしても火にしても、何もかも全てを無にしてしまう。目に見えないものゆえに実態以上に恐れを抱くことは仕方のないことだが、それに囚われるあまりに本来気を付けなければならないことがおろそかにならないようにしなければならない。

 今回のお水採りで、改めてその事を教えられた気がした。あの時と同じように、何だか心が晴れない日々が続くのだが、春の陽射しは暖かく色々な花々が、そんな心を癒してくれている。

 密閉した空間が最も危険なら、暖かな陽射しに誘われるように、青い空の下を歩いてみよう。病は気からなのだから・・・。


「あーっ」と「ありがとうございます」

マナ

1月15日に、ハローワークの職業訓練を終了し、16日から耳鼻咽喉科医院に勤めている。 調理の仕事に未練がないわけではないけど、力と体力を考えると踏み出せない。

「ありがとうございます」と言いかけては、「お大事に」と言い直す。

ずっと、それが定番だったから。

それにしても、お客さん、いや患者さんは、おとなしい。

コンビニや調理の仕事をいてしているときは、すぐ切れる人や無茶な人が毎日とは言わないけど、やってきては、ひと悶着起きるのが常だった。

人って行く場所によって変わるんやなあ。というのが正直な感想だ。

医院では、待たされても誰も文句は言わないし、「ありがとうございました」とぺこぺこして帰っていく。注文した料理が遅いと怒鳴り散らす人もいない。

働いて一週間ほどで、新型肺炎が世を騒がせ始めた。

マスクなしで、家に戻ったら息子に説教されるし、母は「こんなときに、こんな仕事に就くなんて」と嘆くし、あがったりだ。

「咽喉が痛くて」という人が、熱がなくてもやってくる。 インフルエンザの検査で陽性が出て「よかった。インフルで」と喜んで帰っていく人もいる。


 医院には先生と私を含め10人の女性スタッフがいる。

子どもが多い。鼻の吸引や処置で、泣き叫ぶ赤ちゃんや子どもの頭や足を押さえつけるのも、大事な仕事だ。だからか、スタッフは結構体格のいい人が多い。

私は、子どもが嫌いではないけど、苦手だ。というか、扱いが苦手だ。

必死で、アンパンマンの人形やおもちゃで気をそらせて、機嫌をとるのだけど、うまくいかない。

どこかぎこちない。

レントゲンのフィルムを2枚重ねて流してしまい、現像にできなかったり、バカでかい綿棒を作ってしまったり(咽喉に薬を塗るとき使う、金属棒に綿を巻き付けているヤツ)と、やらかしている。

「あーっ」とかだけは、言わないようにと厳重注意されている。 それは、肝に銘じている。 お医者さんで、聞いたら心臓に悪いもんね。



ラ・ラビアータたより

都会の子供に美味しい山の湧水を飲ませたい。1995年、友人の言葉をきっかけに、会員制で南会津の湧水を宅配し始めてから月2回のペースで発行を続けているLettela L'Arrabbiata/ラ・ラビアータたより。オーガニック七菜の日々がつづられている。水の里、キャンプ、イベント、出産/子育て、開店、ケータリング、料理…過去から現在まで、七菜の歴史である

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