No.574「人の集まることの多い季節です。ケーキ承ります!!」「否が応にも、年末モードへ」「枝豆」「むすこ、6歳!」

2019.11.23.No.574

「 人の集まることの多い季節です。ケーキ承ります 」

なな.

上の写真は「酒粕のベイクドチーズ風」 

下の写真上段右「さつま芋のモンブラン」 

上段左「豆腐のチョコレートムース」 

下段右「豆腐のガトーショコラ」 下段左「豆腐のティラミス」 

全て動物性の食材を使っていないマクロビケーキになります。

通常配達の残り2回。ご希望の方にはケーキをお届けいたします。ホールでもカットでも承ります。

 ホールは¥3000~¥3500/1H カットは¥400/1P 

配達の1週間前までにはお知らせ下さい。 

年末の配達時にはガトーショコラのみ承れます。(年末にご入用の方は15日までに) 


「 否が応にも、年末モードへ 」

高 志

  大雨に見舞われた10月のせいで、ようやく気持ちが良い天気になってきたと思ったら、もう冬の空模様だ。水の里の山々では、紅葉は大半が落ちてしまい、村の外れにある気温表示計は午後2時でも0℃を表示していた。

 前日の夕方から降り出した雨は、夜半から雪に変わり、翌朝には山々を白く染め上げていた。さすがに、まだ道路に積もるほどではないのだが、まだ寒さに慣れていない身体には、ことさら身に染みる。

 『阿部ちゃ~ん、大丈夫かい?』郡山の自宅から水の里の東北釣堀苑にやって来た若旦那のとも君が、お水採りをしていた僕の姿を心配そうに覗きこんでくれた。

 この日、雪もさることながら北風が強く、まだ小さな雪の粒でも視界を遮るほどの吹雪であったため、簡単テントの北側の面に横幕を張っていたので、まさに覗きこまなければ会話が出来なかったのだ。これが東京や大阪なら木枯らしが吹いたと騒がれるのだろうが、ここ東北の玄関口では話題にすらならない。

 さすがにこの時期になると、東北釣堀苑に来るお客さんもほとんどいなくなる。一応12/1が今期の最終営業日にしたらしいが、この寒さではほとんど開店休業になるだろうと覚悟していた。

 この日も午後2時を回るころに、『寒くて居らんね!?』といって店を閉めて、自宅へと帰って行った。

 水の里にいれば冬が早いのも織り込み済みなはずなのだが、いかんせん気持ちの良い季節が短すぎて、心のどこかで冬の訪れを拒んでいるのかもしれない。それでも、今年も残り40日をきってくると、否が応にも年末ムードに包まれてくる。

 毎年、年末年始に里帰りする宮崎に住む実弟家族も、今回の里帰りの予定を伝えてきた。かくいうオーガニック七菜も、おせちの早割を受け付けていたのだから、なんだかんだで年末モードに突入していた。

 それもそうだろう、今年の配達も今回を合わせて残り3回なのだから、平時と変わらない姿勢では『ボーっと生きてんじゃねーよ』と怒られてしまう。

 それでもなぜだか、そこに抗おうとする心があるのも事実だ。その原因が何なのか、ただ単に気持ちの良い季節が圧倒的に少ないからだけではないのだろうが、そこがわからないので気持ちが悪くて仕方がない。

 できるなら、色々なことがあったけど、良い年だったねと除夜の鐘を聞きたいものなのだが、ざわついた心がそれを邪魔している。

 残り30日余り、師も走る月に変われば、ざわついた心も落ち着くのだろうか。少し落ち着いてざわつく原因を探せれば良いのだが、いかんせん師も走るのだからそう上手くいくかどうか。

 時の早さに追い立てられるような暮らしだけはしたくないと思うのだが、そう思うから追い立てられるのか、何だか哲学的な思考のループに、ますます心がざわついてしまうのでたちが悪い。

 まあ、それはそれとして、とにかく残り3回である。元号も変わり、消費税率も変わり、例年以上に細やかな対応を求められるこの年末だけに、気を引き締めなくては・・・。

 この年末も、いつもと同じように通常の配達終了後に年末年始用の食材の配達を行う予定です。配達日はご希望者が出そろった時点で、配達ルートを確定しますので、ご検討のほどよろしくお願い致します。おせちの配達は大晦日ですが、お餅や野菜などだけでしたら29・30日のどちらかにお伺いすることになりそうですので、通常の配達ではちょっと早い、または注文し忘れたなどでも対応しますよ!!


「 枝豆 」

上田 隆 

 秋の陽はつるべ落とし。プールの窓はさっきまで薄暮だったのが、振り返ったらとっぷりと日が暮れていた。帰りの買い物で京都産だと謳う枝豆があった。味がどう違うんだろう。ともかく買った。  ポストに不在連絡票が入っていた。25年以上前に退職されて、故郷の広島県に住んでおられる中学美術恩師S先生からだった。レターパックとあるが、品名は書かれていない。今日の再配達は時間外、翌日郵便局へ受け取りに行く。保冷剤をいれた保冷バッグを持参して。はたしてそれは枝豆だった。  湯がく準備をしているカミさんが声をあげた。

 「うわぁ~、端を切ってくださっている。てごこしい事を」

 豆に塩味がしみるようにさやの両端をわざわざ切ってくださっていたのだ。庭の畑が見える秋の陽だまりの縁側で切ってくださっている姿が浮かんだ。オーガニックな豆はふっくらとやさしく、滋味にあふれている。


 さて、S先生の枝豆と対極にある枝豆料理をご紹介。これもうまいですぞ。京都産枝豆で作った。

”ナンプラー枝豆” 

FB友だちがUPしていた。思わず飛びつき。

・油に刻みニンニク(私は多量) 鷹の爪も。

・「湯がいた」枝豆放り込み少し焦げ目つくほどに。

・オイスターソース、醤油 からめる。

・最後に鍋肌にナンプラー、焦がし焼きのいい香り。(ナンプラーを鍋肌で焦がすのは中華シェフから教わった)  

キンキンビール、お忘れなく。 

写真はFB友だちユーコちゃんページから借用


「 息子、6歳! 」

マリコ

 息子が先日6歳になり、今年も恒例の誕生日会@プレーパークをしました。去年までは毎年カレーでしたが、今年は焼きそば(具なし)をご所望。麺だけというのもなんなので交渉の末、人参とひき肉とキャベツ(別盛り)で手を打ちました。子供15人で焼きそばはあっという間に30玉以上が消え、大人真っ青!バースデーケーキはスポンジだけ前日に焼いておき、仕上げは現場で。今年は年長ボーイズにデコレーションをお任せしました。ぐちゃぐちゃになってもまぁいいかくらいに構えていましたが、ボーイズ意外と几帳面にクリームを塗り、トッピングもして素敵なケーキができました。招待客も息子が決めるのですが、今回初めて幼稚園のお友達の名前が1名挙がりました。世界が広がっているなぁ・・・今年も朝から晩までたっぷり遊んで食べて最高の1日だったそうです。


 誕生日当日は幼稚園をお休みし、息子リクエストのままに過ごすプランを実行。朝から『京王れーるらんど』という京王電鉄が経営する小規模な電車とバスの博物館へ行きました。初来園の夫は元・鉄道オタクの為、息子と二人キャッキャウフフと大盛り上がり。HOゲージ(鉄道模型)や運転シミュレーター、京王電鉄の制服コスプレ写真会、お弁当を挟んでプラレール作りや屋内アスレチック、ミニトレインなどなど、鉄仲間の父とそれはそれはもう満喫しまくったのでありました。私はなーーーんもすることがなく、滞りがちだったメールの返信や書類記入などが大変はかどりました。その後、恒例化しつつある家族カラオケからの居酒屋晩御飯と流れ、帰宅する頃にはもうすっかり夜。疲れてややぐずりましたが、臨界に達したあとはがくっと深い眠りについた息子なのでありました。


 そんな楽しいイベント盛りだくさんの直後、4歳から習い始めているバイオリンの発表会がありました。西宮のじいじ・ばあばも上京、義弟夫妻や姉、幼馴染も駆けつけてくれました。初めての発表会に息子、大大大緊張。こうありたいという強い気持ちと、失敗を恐れる気持ちが強くあった様です。去年までは人前に出ることを恥ずかしがりはするものの、緊張とは無縁だったのに・・・成長を感じていちいち感動してしまいます。途中とちった箇所がありましたが最後まで心折れず弾き切った姿は本当に立派でした。自分自身の頑張りの蓄積を形にできたことで自信がついたのか、このところまたぐっと成長したように感じます。

最近は仮面ライダーに夢中の息子。いろんなことに興味をもってワクワクドキドキ、いっぱい笑って泣いて怒って元気に育っていこ〜う!  

ラ・ラビアータたより

都会の子供に美味しい山の湧水を飲ませたい。1995年、友人の言葉をきっかけに、会員制で南会津の湧水を宅配し始めてから月2回のペースで発行を続けているLettela L'Arrabbiata/ラ・ラビアータたより。オーガニック七菜の日々がつづられている。水の里、キャンプ、イベント、出産/子育て、開店、ケータリング、料理…過去から現在まで、七菜の歴史である

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