2022.06.25.No.640
「 梅の季節2 」
なな.
毎年梅の季節にはいろいろと苦労をする。梅は届くまでも結構大変なのだ。今年もやっぱり事件が起こった。
予定していた梅が届かないのだ。小梅も青梅も完熟梅も何十キロと発注していたのに、果樹園のトラブルで出荷が大幅に遅れるという。こちらはワークショップを予定しているので慌てて代替えを手配するが、思うようにいかない。ぎりぎりまで待ってしまったのが敗因なのだが、参加者の方がいらしても「梅が足りない」は最悪だ。かき集めるがまだ足りない。何てこと?ワークショップは明日なのに。
そうだ!あの方がいた!!昨年近所のお客様で大きなお庭のあるお家の梅をたくさん分けていただいたのを思い出した。
「不躾なお願いで申し訳ありませんが、かくかくしかじか、明日の朝お庭へ伺わせていただけないでしょうか?」 なんて図々しいお願いだろうと内心汗をかきながら電話をかけた。
「今年もずいぶん梅を無駄にしてしまった。まだ少しあるからどうぞ。」 と、快諾をいただいた。
これから息子を連れて梅採りに行く。綱渡りだ。
「 重い腰を上げてみたら 」
高志
前回までのお水採りでは、朝晩は寒くてストーブを点けるほどだったが、今回はさすがにそれ程では無く、寝る時には掛けていた毛布も用なしとなった。
日中は首都圏ほどでは無いものの、蒸し暑さはどこも変わらず、気温よりも湿度の高さに身体は重くなる。水場は常時9℃の湧水が流れ出ているので涼しく感じるが、一歩水場を離れると途端に湿度の高さにやられてしまう。
梅雨前線に向かって南からの湿った空気が流れ込んでいるせいなのだろうが、北からは寒気も下りてきており、双方がぶつかる山沿いでは梅雨には似つかわしくない雷雨が頻繁に起きている。
作業中にはラジオをつけっぱなしにしているのだが、雷が発生すると電波にノイズが入るために、すぐにそれとわかる。蒸し暑さに辟易しながら作業をしているとき、ラジオからノイズが頻繁に入るようになったので空を見上げてみると、真っ黒な雲が広がり始めていた。
じきに冷たい風が強く吹くようになり雷雨を心配したのだが、運よく霧雨が短時間降るだけで雲が薄くなり、大事に至らずに済んだ。くしくもラジオからは九州全域で大雨が降っているというニュースが流れていた。
若旦那・とも君から前日に短時間ながら強い雨が降ったと聞かされたのは、雷雲が消えてからのことだった。森のバスの中には雨漏り用の鍋が置いてあるのだが、確かにその中のひとつに雨水が溜まっていた。
もう数十年前に活躍していた廃バスなのだから、天井のあちこちに錆に寄る穴が開いているのはしょうがないことなのだが、なかなか億劫で修理せずにいた。特に冬の間は屋根に厚く積もった雪が、バスの中で暖をとることで融けた雪が水となって漏れる事がある。 でも、その時には厚く雪が積もっているから修理作業はできないわけで、雪が消えると今度は強い雨が降らないと雨漏りの被害には会わず、そう言って何だかんだ修理を先延ばしにしてきたのだが、ようやくこの梅雨で重い腰を上げることとなった。
修理をするための道具を揃えて屋根を見てみると、思った以上の大きな穴が数か所開いていた。修理と言っても鉄板を張り替える訳にもいかず、開いた穴にパテを埋め、周りをコーキング材で隙間ができないように埋めるだけなのだが、これが思いのほか大変だった。
果たして修理作業は上手く行ったのか、修理後に雨が降らなかったのでわからないのだが、次回のお水採りの際に、念のため置いていた雨漏り用の鍋の中に、雨水が溜まっていないことを祈るばかりだ。
さて、今回天井の修理をしている際に、ふとバスの前方に桑の木が生えているのに気が付いた。何故その桑の木に気が付いたかと言うと、美味しそうに熟した桑の実が目に飛び込んできたからだ。桑の実など何年ぶりだろうか。思わずひとつ摘まんで食べてみると、懐かしい甘酸っぱさが口の中に広がった。
元々その場に植わっていたのだろうか。子供たちを連れてお水採りに行っていた頃に、子供たちが喜んで食べていたような記憶があるような無いような・・・!? 残念ながら、最近特に記憶が怪しくなってきているものだから定かでは無いのだが、木の大きさからして結構な年数が経っているようなので、おそらく子供たちが行っていた頃にもあったと思うのだが、さていかに。
ようやく重い腰を上げたことによって、得ることができた懐かしい自然の恵み。この春、震災以来久しぶりに歩いた風車沿いの山と言い、何だか懐かしい発見が相次ぐ今年の山。この後、秋にかけてもまだまだ懐かしい発見ができるかな!?
「 綱渡りのリス 」
マナ
遅まきながら、リスも曲芸を覚えることにした。 昔、ムササビの真似をして大風呂敷を広げて飛んだはいいけど、落っこちて、そりゃあ、カッコ悪い思いをした。「虎馬」って言うんだってさ。 あたしは小っちゃいけど、大トラで通ってるんだ。関係ないか。
それはさておき、ほんとは高い所は苦手なんだ。でも、背に腹は代えられないや。
ケージの中の回し車に乗っかって、走ってばかりいるのじゃ脳がないっていうもんよ。
で、リスは、ヒマワリの種を食べずに貯めて、たくさんにしてお腹いっぱいに食べさせてくれるところに預けたの。
そしたら、流行り病や、共食いがあって、ヒマワリの種はたくさんどころか、三分の一になってしまったの。
リスは、反省したね。
ヒマワリの種は、みんなのもので、たまたまリスの餌箱に入ったからって、リスのものじゃなかったんだ。
過去の投稿から
「 夏にぴったりサラダライス 」
食欲のわかない日に。作る気のしない日に。。。こんなメニューはいかがですか?
温かいご飯にかけて食べても良し、冷やごはんに混ぜてライスサラダにしても良し。さっぱりとして思わずたくさんご飯を食べてしまいます。
今回は蒸した鶏肉、素揚げのカボチャ、炒り卵、茹でインゲン、キュウリ、ミニトマト、大葉です。 鶏ハムでもひき肉を醤油とみりんで炒りつけても美味しいと思います。枝豆や人参もいいですよね。生の玉ねぎが入っても美味しいかなぁ。 コロコロのさいの目に切りそろえて塩コショウ、お酢、オリーブオイルなどお好みの油で和えてごはんと合わせるだけ。
涼しい朝に作って冷やしておくと、気温の上がったお昼に火を使わなくて済むから楽ちんです。
0コメント